世界一の親日国・台湾で日本精神(リップンチェンシン)を学ぶ第3回 台湾研修旅行を開催!〈廣池千九郎基金青年助成対象事業〉
世界一の親日国・台湾で日本精神を学ぶ台湾研修旅行を2/22から2/25までの3泊4日で開催され、全国各地から23名が参加しました。
初日は台北に現地集合し、台湾新幹線で高雄に移動。安倍元総理の銅像がある紅毛港保安堂にて、総理が果たされた世界的な政治的貢献に思いを馳せ、銅像に献花をし、黙祷を捧げました。
2日目は、昭和19年当時、台南上空での航空戦の際に台南市街を守る操縦をした若き飛行兵・杉浦茂峰氏が祀られた飛虎将軍廟へ行き献花をしました。
その後、1947年に起こった二・二八事件で台南市の学生を守り、非業の死を遂げた湯徳章氏を偲び、氏を「正義と勇気の人」と称えた記念公園で献花をしました。
その後、嘉南平野を一大穀倉地帯に変えた日本人・八田與一が建設した烏山頭ダムを見学しました。このダムのおかげで、今でも百万人の農民から感謝されていると伺いました。
ガイドのジョー・リーさんからは「このダム建設を通して、次の100年を見据えて人財を遺した」と八田與一の功績についてお話しいただきました。
台北に戻ったその夜には、昭和10年に日本統治下の台南で生まれ、日本人として育った陳 唐山先生の講話を日本語で聞きました。
陳先生は台湾安倍晋三友の会会長で、元外務大臣、元官房長官などの政府の要職を務められました。「安倍さんは政治家として日本だけでなく台湾を含む、世界的な国益を考えた偉大な政治家です。海外の方が安倍総理の功績を理解しています」と、「台湾有事は日本有事」との言葉とともに、太平洋とインド洋を一つの海峡と考えたQuadの提示など、安倍元総理が果たされた功績について語られました。
3日目は台北にて日本統治初期に教育に情熱を傾けながらも、芝山巖学堂での抗日事件によって殺害された六氏先生(六名の日本人教師)のお墓をお参りしました。
「死して余栄あり。実に死に甲斐あり」と、死を覚悟して教育にあたった若き教師たちの生き様が、その後の台湾人子弟の教育指針となったことを学びました。
また、芝山巖学堂を引き継ぐ、士林国民小学校を視察。校舎の壁面には芝山巖学堂の創立年「1895年」と書かれていました。
午後からは台湾郊外の烏来に祀られている、戦争末期に日本人として誇り高く戦った高砂義勇兵の慰霊碑にお参りしました。
日本兵として、勇敢に戦った高砂族の慰霊を前に、靖国神社のお神酒をお供えし、国歌を斉唱したのち、黙祷を捧げました。
最終日は忠烈祠で衛兵交替式を見学。
その後、桃園神社を参拝しました。この神社は日本統治時代の1938年に建立。御祭神は天照皇大神、豊受大神、大国主命です。戦後、多くの神社は壊されましたが、桃園神社は当時のまま残っていました。
この4日間の旅を通して、台湾を命がけでよくしようとした先人たちの存在を知りました。また、安倍元総理のように現代でも日本と台湾のために尽力した日本人がいることを学びました。
私たちはその先人の負託に応えた生き方をしているのか。凛として大義に生きた先人に感謝し、日本人として誇りを持って生きていきたいと誓を新たにした台湾研修旅行となりました。