廣池千九郎谷川・大穴記念館の建造物4件が国の登録有形文化財へ
令和6年11月22日、国の文化審議会は、群馬県内の建造物10件(前橋市・みなかみ町)を国の登録有形文化財にするよう、文部科学省に答申しました。
答申された建造物のうち、群馬県利根郡みなかみ町にある当財団の谷川記念館「麗澤館」「神壇」と大穴記念館「脱衣所」「偲ぶの湯」の4件が対象となりました。
今回の登録申請にあたっては、財団創立100年記念事業の一環として設置された外部有識者等による「谷川麗澤館・大穴記念館保存委員会」が令和5年4月より実測調査を行い、建物のサイズや配置など詳細なデータを収集しました。
その中で、これらの4件が当財団創立者の自然や人に対する慈愛や合理的な考え方を具体的に目にできる希少な建造物であり、単なる美的・建築学的な工夫や工法を超え、目的に応じた建築的工夫が込められた「文化財」であることが判明し、今回の登録有形文化財への申請につながりました。