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モラロジーについてモラロジーとは

■モラロジーについて

■「モラロジー」とは

モラロジーとは、モラル(道徳)とロジー(学問)を組み合わせた新しい学問分野の名称です。法学博士・廣池千九郎(1866~1938)が『新科学モラロジーを確立するための最初の試みとしての道徳科学の論文』(1928)を出版し、初めて提唱したものです。
 エチケットやマナーなど習慣や慣習として発達してきた倫理道徳(普通道徳)と共に、人類の教師と呼ばれる世界の諸聖人(ソクラテス、イエス、釈迦、孔子など)の高い道徳的精神(最高道徳)を学び実践することが、個人の道徳性や品性を向上させ、人類の幸福や世界の平和を実現する基礎であることを明らかにしたものです。

 

■モラロジーの創建

人間は長い歴史の中で、人間尊重の考えと豊かな文明を築いてきました。しかし一方で、環境破壊、民族や宗教の対立、心の荒廃など、まさに地球規模の危機に直面しています。
廣池千九郎は、これらを解決するためには私たち一人ひとりが自分中心の考え方を止めて、道徳心を高めていくしか方法はないと考えました。そこで人類の師と言われる東西の諸聖人に共通する質の高い道徳に注目し、それを最高道徳と名づけました。そして質の高い道徳の実行とその効果を明らかにするために研究と実証を積み重ね、大正15年(1926)、新しい学問として「モラロジー」を提唱しました。

 

■研究の領域

モラロジーは、日本はもとより世界の倫理道徳の研究をはじめ、人間、社会、自然のあらゆる領域を考察し、人間がよりよく生きるための指針を探求し提示することを目的とした総合人間学です。

 

■個人から社会へ

一般に「道徳」は、行為の形式や方法が注目されがちです。モラロジーでは、行為はもちろん大切にしますが、それ以上に行為のもとになる心づかい(心のあり方・考え方)を重視しています。そして、生きがいと喜びに満ちた人生を築くためには、心づかいを重視する質の高い道徳(最高道徳)の実行によって、日々の“心づかいと行い”を改善し、自己の「品性」の向上に努めることが大切であると考えています。
こうして人間一人ひとりが高い品性を培い、その心づかいを家庭や職場、さらに社会、国家へと漸次に普及していくことによって、真に心豊かで平和な世界の実現をめざしています。

 

■育てたい3つの心

1.感謝の心大自然の恵み、また家庭や国の恩恵などに対する感謝の心は、自分の命はもちろん人や周囲のあらゆる命を大切にする尊厳性をはぐくみます。そして恩返しをしたり、社会や世界に貢献していく勇気を育てます。
2.思いやりの心相手の立場に立って考えることのできる思いやりの心は、人の喜びや悲しみ・痛みへの共感性をはぐくみます。そして自分を反省したり、相手を許す謙虚さや周囲に奉仕する深いやさしさを育てます。
3.自立の心夢や志に向かって、主体性を持って生きようとする自立の心は、家庭人、社会人、また国民としての責任感や使命感をはぐくみます。そして地域や国際社会に目を向けていくたくましさを育てます。

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